歯の表面の白い斑点が気になる方へ
歯の表面の白い斑点は、専門用語ではホワイトスポットと呼ばれています。
これは初期のむし歯に分類されるものが多いです。
ホワイトスポットは、歯の表面のエナメル質が酸性になることによって、エナメル質のカルシウム成分が少なくなり、脱灰というむし歯の初期症状を起こして、白濁してしまう現象です。
以前は、白い部分を削ってプラスチックで詰める、カルシウムを補う歯磨き粉を使用する、さらには大きくセラミックを被せるなどの方法しかありませんでした。
当院で使用しているアイコンは、酸によって脱灰したエナメル質に薬剤をしみこませることによって、歯を削ることなくホワイトスポットを改善させ、エナメル質からエナメルが溶け出すのを防ぎます。
アイコンの特徴
01.歯をほとんど削らない
従来の治療のように、白い斑点の部分を削って詰める治療ではありません。
02.痛みが少ない
アイコン治療では歯はほとんど削りませんので、麻酔も必要がありません。
03.効果が早い
アイコンはその場で薬剤をしみこませるため、早ければ1回の治療でホワイトスポットが改善します。(効果には個人差があります)治療時間は約1時間です。
04.歯を強化する効果もある
エナメル質に液状のプラスチック樹脂を浸透させるので、エナメル質を強化する効果も期待できます。
ATTENTION
注意点
白い斑点の程度が強い場合は効果が得られにくいこともあります。経年的に少し色が戻る場合があります。ラバーダムをするため低年齢では時期を待つ場合があります。歯牙が既に削れている場合は適応にならない場合があります。